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Q&A

Q1
就活はいつ頃から始めればよいでしょうか?
A1

B3、M1の夏休みぐらいから意識するのがよいと思います。
また、夏休みはインターンシップを行っているところもあり、企業での仕事や
社会人とのコミュニケーションの経験を契機にするのもよいと思います。

Q2
インターンシップについて
A2

インターンシップは、就業体験を伴うものであり、基本的に学部3年、修士1年の夏休みに多くの学生が経験してます。最近は、1年中、インターンシップと称した会社説明会に近いものも見受けられますので、指導教官、キャリア支援室とも相談して、研究、授業の妨げにならないように取捨選択してください

Q3
企業や仕事についての情報収集はどのように始めるのがよいでしょうか?
A3

秋ぐらいから就活の準備としての業界研究などが学内で開催され始めます。
これらは東大OB,OGが参加することで多く身近な先輩の生の声を聴くこともできますので有効に活用してください。この時点ではあまり絞り込まないで幅広く情報を集めたほうが良いと思います(興味、関係のある業界をサーベイする)。学外のイベントも多くありますが、東大生を対象とした学内のイベントだけでも十分に情報が得られるはずです。また、研究室やサークルのOB,OGの話は非常に有効ですので積極的にアプローチしてください。本格的な会社説明会の開始までに大まかな方向性を決めておくことが重要です。

Q4
就職活動(応募)のタイムスケジュールについて教えてください。
A4

自由応募のサイトは各社HPで年明け早々にアップが始まります。自由応募の形でしか受け付けない企業や、企業が開くセミナーに出席しないと、エントリーできない企業もあり、HPで調べておいて下さい。通常は、ホームページからエントリーして開始となりその後企業からの連絡に沿って就活を進めます。東京大学の場合は、多くの企業が学校推薦の形式をとっていますので、これらの情報は各学科の就職担当の教授にお尋ねください。この場合も通常ホームページからエントリーして開始となります。3月には、学内の企業説明会が開催され、OB,OGが説明に来てくれる場合が多いので、話を聞いてご自身の進路を決める参考にして下さい。4月頃になると、マッチング面談と称して各社の主にOB,OGとの面談が始まります。これらの結果を受けて6月に採用面接が行われ、都合よく進むと内々定を受けることができます。この時就職担当教授からの「推薦状」が必要となります。また就活の各ステップでは自分が行きたい企業の優先順位を決めて進めることをお勧めします。途中で変更しても構わないのでその時点での順位を決めておくとスムースに行動できるはずです。 (説明会や面接の時期は最新の情報を確認してください)

Q5
自由応募と学校推薦はどのように使うのですか?
A5

自分が行きたい企業で学校推薦の募集が来ていれば学校推薦を利用することをお勧めします。この場合は選考を優先的に進めてくれたり、結果を早く伝えてくれたりしますので効率的に進めることができます。学校推薦は、合格したら基本的に辞退はできないので第一希望の就職先で活用してください。一方、自由応募については学校推薦がない企業を受ける場合や学校推薦での応募の保険として活用します。
また公務員を志望する場合は、合格が決まるのは早くても7月以降になる場合が多いので自由応募で受けておくことも必要かもしれません。

Q6
企業の求める人材とは
A6

企業が求める人材を各社の例として以下に示してみます

A企業

1)ベースとなる力を有している方

  • 前に踏み出す力(アクション)
  • 考え抜く力(シンキング)
  • チームで働く力(チームワーク)

2)先端技術への「こだわり」と「情熱」を持っている方

B企業

学業の優秀さだけでなく、下記の要件を鑑みた上で

  • 夢の実現に向けて遮二無二努力できる人
  • 自発的・積極的に行動し、プロセスを大事に出来る人
  • 柔軟な思考・発想で物事に取り組める人
  • 互いに違いを認め合い個性を尊重できる人
C企業

1)製品の先にビジネスを書ける人
2)良い意味で「野心」のある人
3)スピードをもって「行動」できる人

具体的に求められる資質は

  1. 社交性
  2. 変革する力
  3. 挑戦的実行力
  4. 最後までやりぬく力
D企業
  • 専門性(学んだベース、勉強の仕方)
  • 社会人基礎力(実行力、課題発見・解決力、信頼関係構築力など)
  • 基礎学力(読み・書き・算数・基本ITスキルなど)
E企業

「世の中にないもの」を創り、需要を創造していく
オンリーワンの「驚き」と「感動」を世界に提供し続けるため、既存概念にとらわれず、
困難を乗り越えるチャレンジ精神にあふれる方。

Q7
自分の研究テーマと自分が行きたい企業の製品と全く関係がないのですが?
A7

学部卒、修士卒では多くの場合、大学の研究テーマそのものを仕事として扱うことは、
ほとんどありませんので自分の研究テーマと直接関係があるかどうかについてはあまり気にしないほうが良いと思いますし、そこにこだわりすぎると選択の幅が狭くなってしまいます。重要なのは研究の対象が直接関係なくても自分の専門や研究で何を学んで経験したか、また問題解決や研究の進め方を経験し身に着けたかなどがポイントの一つになります。そのために自分が勉強してきたことや研究でどんな手法、技術、考え方を身に着けたか、どんなツールを扱えるかなどを棚卸しておくとよいでしょう。

Q8
博士課程の就活で修士卒との違いは?
A8

博士課程の場合は修士課程と異なって専門性、研究テーマが重視される場合が多くなります。基本的に企業側が求めている専門性、技術と本人のそれらがマッチすることが必要とされます。企業側は高い技術力、専門性を持ったスペシャリストを求めています。
一方で博士課程の場合は、深い専門性だけでなく技術に対しての幅広い知識、
コミュニケーション力、指導力なども求められることが多くあります。
したがって研究だけでなく学会などで幅広く活躍するなど専門の幅を広げたり、
また在学中に自分の研究と企業の研究の接点をよく考えておくことが必要です。

Q9
理系のエントリシート、面接のポイントを教えてください。
A9

ポイントとしては志望動機と自分の研究について的確に伝えられるかということです。
志望動機については一番目にその業界をなぜ希望するか、二番目になぜその企業を希望するかをロジカルにまとめておくことです。そのためにはHP, Wikipediaなどでよく調べて記載しその企業に入りたいという強い意志が伝わるようにすることが必要です。自分の研究テーマについては、目的、実施・実験内容、結果考察、今後の方針を簡潔でロジカルに伝えることが重要です。結果については必ずしも良い結果が出ている必要はありません。失敗した途中結果であってもその原因と今後どうするかが伝えられれば大丈夫でしょう。事前に摸擬面接を受けることをお勧めします。また、これに限らず全般的なポイントとして一般論の説明ではなく具体例や自分の経験を交えて説明するとリアルな状況が伝えられてインパクトのある説明ができます。聞く立場としては一般論のお話はどこまで本気か本当なのかがわかりません。

Q10
外国人留学生の就職について
A10
留学生の採用は、ほとんどの企業で行われており今後とも増加の傾向にありますが、
  • 日本語がビジネスで使えること(N1レベル)
  • 数年以上は日本で勤務すること
を要望する企業が多いのが実態です。東大内でも、留学生の就職支援する組織もあるので、学内組織をうまく活用し効率よく就職活動を進めてください。
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